不動産仲介が強い会社の見分け方

不動産を売却するなら、不動産売買の仲介に強い会社に依頼したいものですよね。

仲介に強い会社なら、不動産が早く高く売れる可能性が高まるだけでなく、取引を通して適切なサポートをしてくれるので、安心・安全に大切な不動産を売却する事ができます。

原 伸二郎

しかし、仲介に強い会社と言われても、あまりピンとこないかもしれませんね。

原 太輔

そうですね。
今回は、不動産会社目線で、不動産仲介が強い会社の見分け方を解説いたします。

目次

仲介に強い会社とその見分け方

仲介に強い会社は「情報の発信力」が高いことが大前提です。その内容をご説明します。

情報の発信力

仲介の主な仕事は、物件調査・査定、販売活動(広告活動や内覧のアテンド)、契約、重要事項説明、決済の手配などです。

この中で売主さんの損得に大きく関わってくるのが販売活動です。

そして販売活動のなかでも特に重要な「力」が「情報の発信力」です。

情報の発信力は、物件情報を多くの潜在客(高く買ってくれるお客さん)に早く届ける力です。情報の発信力によって、不動産が早く高く販売でできるかが変わってきます。囲い込みなど言語道断です。

この情報の発信力は、「物件の魅力を伝える力」×「情報を沢山の人に届ける力」でその強さが決まります。

それでは、情報の発信にはどのようなものがあり、どのように「情報の発信力」を確認すれば良いのか、それぞれ見ていきましょう。

紙媒体での情報の発信力

紙媒体はインターネットの時代においても依然として有効な情報の発信方法です。紙媒体での情報の発信力を確認するには、ポスティングされるチラシ等を確認するか、担当の営業マンに聞くぐらいしか方法はありません。近隣の新着物件のチラシが投函されていれば、紙媒体の情報発信力はあると判断して良いでしょう。

ポータルサイトでの情報の発信力

現在主流の情報発信方法です。ポータルサイトを使っていない不動産会社は殆どいません。ポータルサイトでの情報の発信力を確認するには、次の点をみましょう。

  • SUUMO、アットホーム、HOME’S、ヤフー不動産など何社のポータルサイトに掲載されているか
  • 掲載されている不動産の情報が網羅的か
  • 物件の魅力を伝えるのに十分な写真や情報が掲載されているか

ポータルサイトに物件情報をただ単に掲載するだけでは、潜在的な買主さんに物件の魅力を伝えることはできません。その点を意識して各不動産会社の掲載している不動産情報を確認してみてください。

SNS・Youtubeでの情報の発信力

SNSやYoutubeの利用者の増加により、これらの媒体で情報を発信することも有効な手段となりました。一見変わった魅力を持っている不動産などでは特に有効な手段となります。仲介を依頼する会社で、これらの媒体を利用できるかチェックしてみましょう。

原 伸二郎

Youtube等で使用した物件紹介動画を売主さんに差し上げると喜んでいただけますね

原 太輔

記念の品にもなりますね

自社ホームページでの情報の発信力

どんなに立派なホームページでも、ポータルサイトと比べるとアクセス数は少なくなります。しかし、物件の検索がしやすかったり、物件情報が見やすかったりするホームページは情報の発信力が強い要素を備えていますので期待できるでしょう。

看板での情報の発信力

土地などでは看板を立てる方法はかなり有効です。土地を売却する方は事前に看板を立ててくれるか確認しておきましょう。

情報の発信力以外に仲介会社に求めたいこと

その他、売主さんにとってメリットになることをしてくれる会社は、仲介に強い会社の要素があるといえますね。どのようなものがあるのか、それぞれみてみましょう。

提供サービスの豊富さ

売主さんにとってあると嬉しいサービスは沢山あります。

  • インスペクション(建物状況調査)
  • 瑕疵保証
  • 清掃
  • ホームステージング
  • 住み替えのお家探し
  • 信頼できる専門家(司法書士、土地家屋調査士、弁護士、税理士など)や業者(引越、掃除、不用品処分など)の紹介

これらのサービス、無料で提供してくれるものも多いですが、料金等も含めて事前に確認しておくと良いです。

営業時間の長さ

労働環境が整った大手不動産会社などでは、火曜日と水曜日もしくは土曜日と日曜日が定休日の会社が多いです。

この定休日の間、売主さんは担当者と連絡が取れませんし、物件の販売活動が中断されていると認識しておきましょう。

販売活動をする上では間違いなく営業時間が長い方が有利ですが、このあたりは、昨今の社会の流れでは求めにくい要素ですね。

コミュニケーションのしやすさ

担当の営業マンとのコミュニケーションのしやすさは、かなり重要です。コミュニケーションがストレスになって、仲介会社を変える方は案外多いです。事前に調べることは難しいですが、担当の営業マンと直接会って話してみて相性をみてみましょう。

仲介に強い会社まとめ

  • 物件の魅力を伝えることに長けている
  • 情報を沢山の人に届けることができる
  • 売主さんに有用な各種サービスを取り揃えている
  • 営業時間が長い(社会の流れから声高には言えませんが、、、)
  • コミュニケーションが取りやすい

いかがでしたでしょうか。

全てを備えているパーフェクトな会社にはなかなか巡り会えません。

ご自身の不動産売却に必要な要素に優先順位をつけて、最適な仲介会社をみつけて下さい!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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