不動産会社の買取希望のチラシがよくポストに入っているのだけど、高く売るためにはどうしたらいいの?
買取チラシの内容を100%鵜呑みにすると損する可能性があります!高く不動産をご売却したいときの不動産買取チラシの利用方法についてご説明いたします!
ご自宅に入っているチラシ、どれも同じように見えますが、内容をしっかり理解して不動産を高く売却するためにしっかり利用していきましょう。
そのためには不動産会社の思惑を少し理解しておく必要がありますね。
今回は不動産会社の目線も織り交ぜ、チラシを活用した売却に有益な情報をお届けします。
不動産会社にとっての買取チラシ
日々投函される買取チラシ。まずは不動産会社の目線で覗いてみることにしましょう。
不動産会社も営利企業
不動産会社も日本を代表するトヨタやSONYのような会社と同様、利益を稼ぐことを目的にした会社です。利益を稼げなければ倒産してしまいます。そのため、他の企業と同様に、どのようにすれば利益を稼ぐことができるか日夜考えています。
チラシは利益を稼ぐために編み出された手法
そこで編み出された手法の一つが買取のチラシです。この買取チラシはネットの時代より前から不動産会社の売上に大きく貢献してきました。そのことは、ネットの時代にもかかわらず、投函されるチラシの数が物語っていますね。チラシは一枚数円の経費がかけられています。効果のないものにお金を払う経営者はいませんから、それだけ効果があるということが伺えるわけです。
チラシのターゲット
さて、この買取のチラシは何をターゲットにしているのでしょうか?
不動産会社には様々な収入源があります。一般的な売買系の不動産会社の主な収入源は、不動産の売買を仲介することにより得られる仲介手数料や、仕入れた不動産に、リフォーム等で付加価値をつけ、販売することにより得られる販売益です。
この仲介手数料や販売益を獲得するには、売り物件がないと何も始まりません。売り物件がなければ、不動産を仕入れることも仲介することもできません。それゆえ、不動産の売却を考えている人は何よりも重要なのです。
買取チラシは不動産を売却したい人をターゲットにしています。不動産を売却したい人からの連絡からすべては始まると言っても過言ではありません!
チラシを見た人がするべきこと
一方、不動産を高く売りたい人は、高く売るために動いてくれる不動産会社を探しています。そこで一定の利害が一致するんですね。お互いWin Winの関係になり得るのです。そのために、次に記載する事項などを念頭に自分に合った不動産会社を探し、その不動産会社の良い所をどんどん引き出してWin Win の関係を築いてください!
買取なのか仲介なのか
不動産の売却は「買取」なのか「仲介」なのかを選ぶ必要があります。両者は同じようで全く異なります。買取チラシには、「買取」と書いていても仲介に誘導するケースもあります。どのような販売方法をするのか事前に整理し自分に合った方法で不動産を売却しましょう。
仲介での進め方
仲介で進める方は、チラシなどで気になる不動産仲介会社数社に査定をしてもらって下さい。比較するためにも3社くらいには少なくても査定をしてもらったほうが良いですね。その中で一番良い仲介会社に販売を依頼しましょう。
一番良い仲介会社は高い査定金額を出してくれる会社ではない点にご注意です!不動産会社が提示してくる高すぎる査定金額に惑わされてはいけません。高い査定額は売主さんに喜んでほしいために提示される場合が多いです。しかし、仲介の場合は、不動産会社がその金額で買取ってくれるという金額ではありません。査定金額はあくまで販売価格の目安と考えることが重要です。
仲介に強く良い不動産会社は売主さんのために親身になって販売活動をしてくれる会社です。金額については最終的に販売を依頼する不動産会社に希望額を伝えればその金額で販売してくれますのでご安心下さい(売れるかどうかは別問題ですが)。
買取での進め方
買取の場合は金額と条件で業者さんを選びましょう。金額は高ければ高い方が良いのはもちろんですが、有益な条件があれば金額ではなく条件で選ぶのも賢い方法です。買取の場合も数社の見積もりを取り、金額や契約条件を比較して、条件の一番いい会社を選びましょう。念のため、その会社が信用できる会社かどうかも実績等をみて確認してくださいね。
買取による売却をする場合にも、仲介会社に交渉等を依頼することができます。そちらのほうがかえって良い金額や契約条件になる場合もあります。買い叩かれないように仲介会社を利用するのもおすすめです。
おわりに
仲介でも買取でも複数社の査定や見積もりを取ることがとても大事です!
仲介では販売力が強く売主に対するサービスが充実した仲介会社を選んでください。
買取の場合は金額を含めた契約条件が一番良い会社を選びます。
最後までお読みいただきありがとうございました。