不動産売却するときの仲介と買取の違い

2022年10月1日2022年10月6日

不動産を売却するときに必ず選択することになる、「仲介」か「買取」。今回は両者の違いを解説いたします。

原伸二郎

どちらが有利かは人ぞれぞれです。内容をしっかり把握して自分に合う方を選んで下さい！

仲介と買取の違い

仲介と買取のそれぞれの違いを見ていきましょう。

仲介

不動産取引における仲介とは、売主さんと買主さんの間に立って不動産の売買契約が成立するように尽力することです。

物件調査・査定、販売活動（広告活動や内覧のアテンド）、契約、重要事項説明、決済の手配などが仲介をする不動産会社の主な仕事です。

仲介のメリット

買取より高く売れる可能性が高い
売主さんが販売したい金額を決められる

仲介のデメリット

買取と比べると販売を開始してから実際に売却代金を受領するまでに時間がかかる
誰でも見られるポータルサイト等に売り物件として掲載される（掲載しないで販売活動をすることは可能）
不特定多数のお客さんがご自宅を内覧に来る
内覧の時間の調整が必要

仲介はこんな方にオススメ

自分が納得した金額で販売を開始したい
高く売りたい
売却まで時間がかかってもよい
不特定多数のお客さんの内覧が苦にならない

買取

文字通り、不動産を不動産会社が買取る取引です。

不動産会社と金額や売却する条件を取り決め、その条件で買取ってもらいます。この金額以外の条件の交渉はとても重要です。後々の責任（契約不適合責任等）をできるだけ負わないような契約ができるように進めて下さい。

なお、不動産会社が買取る場合でも、他の不動産会社が仲介する場合もあります。その場合は、仲介をする不動産会社が窓口になります。希望の価格や条件をその不動産会社の担当者に伝えれば、交渉はその担当者が進めてくれます。仲介を不動産会社に依頼すれば仲介手数料が発生しますが、複数社との金額や条件の交渉を有利に進めるには有効な手段ですね。